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ピロリ菌検査

ピロリ菌って?

ピロリ菌は胃を住処(すみか)にする細菌(バクテリア)です。大きさは4マイクロメートル、小さいので肉眼では見えません。 ピロリ菌は過酷な環境で生き抜く賢い戦略をもっています。胃は胃液(塩酸)によって非常に強い酸性の環境なので、普通の細菌は住めません。 しかしピロリ菌は、ウレアーゼという酵素をつかって、尿素をアンモニアと二酸化炭素に変えて、そのうちのアンモニアと塩酸を反応させて自分の周りの部分の胃酸を中和します。
引用:Wikipedia

胃がんの99%はピロリ菌が原因

※1 一般社団法人予防医療普及協会HP
※2 Kamada T. et al., Helicobacter. 2015;20(3):192–198.

検査の流れ

  • ご購入
    個人様でも法人様でも、銀行振込・クレジットカード決済をお選びいただけます。お支払い確認後キット発送となります。
  • キット到着・検体返送
    キットが到着したら、専用の採取容器でごく少量の便を採取し、専用の返信用封筒(送料無料)でご返送ください。
  • 報告書到着
    弊社で検査を実施します。弊社に検体が到着して9営業日以内に結果を通知します。

WEBお申し込み

ご注意
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性胃腸炎等の治療をしている方、プロトンポンプ阻害系の薬を服用している方は、お申し込み前に担当医師にご相談ください。

【専用サポートセンター TEL 0263-31-5655】

ピロリ菌検査(便中抗原法)1〜10名
ピロリ菌検査(便中抗原法)11名

検査の詳細について

検査内容

ピロリ菌検査(便中ヘリコバクター・ピロリ抗原検出法)

検査にかかる費用

ご負担金額は検査料金と銀行振込手数料となります。クレジットカード決済・PayPayなら手数料はかかりません。

送料は無料ですか?

キット送料、検体返送料ともに無料です。弊社でお支払いが確認できた時点の【翌営業日発送】となります。ゆうパケットでの発送となります。

お支払い方法について

銀行振込・クレジットカード決済・PayPayからお選びいただけます。詳しくはお支払い方法をご覧下さい。 ※振込手数料はお客様ご負担となります。 ※お支払い確認後、キット発送となります。

検査の感度について

弊社の便中抗原検査は他のピロリ菌検査と比較して感度、特異度ともに十分高い検査です。しかし、他の検査法同様、100%ではありません。陰性であっても、胃炎などの症状がある方や精度をさらに高めた検査を行いたい場合は、定期的に弊社の検査を受けるか、医療機関を受診されることをお勧めします。

キットの発送・所要日数

お申込みいただくと、自動返信メールが届き、検査キットが届きます。お申し込み地域により、キットがお客様のお手元に届くのにかかる日数は異なります。詳しくは、日本郵便株式会社Webサイト「お届け日数を調べる」で調べることができます。調べ方はこちらで説明しております。

検体採取・検体の返送について

ご自宅に容器が届きましたら説明書に従って便をとります。検査依頼書に必要事項をご記入の上、検体と一緒に弊社へ常温にて郵送してください。

結果報告書の発送

検査終了後、報告書のPDFをメールにて送信いたします。
報告書送信日数は検体が弊社に到着した日から最短2営業日(土日祝日を除く)です。

ピロリ菌検査の感度について

弊社でご提供する検査方法は便中抗原検査です(除菌後すぐの抗体検査は避けてください。抗体検査で陽性になった場合、胃の中の現在の感染によるものか、過去の感染によるものか区別できないためです)。

検査方法 感度(%) 特異度(%) 侵襲性 メリット・デメリット
便中抗原法 90〜98 87〜100 なし 生きた菌だけでなく死菌も検出できる。
培養法 77〜94 100 あり
鏡検法 93〜99 95〜99 あり 胃の一部の粘膜を採取するので、胃の別の場所での感染を見逃す可能性がある。
迅速ウレアーゼ試験 86〜97 86〜98 あり
尿素呼気試験 90〜100 80〜99 なし 事前の禁煙が必要。
血液抗体法 88〜96 89〜100 あり 採血が必要。
尿中抗体法 89〜97 77〜95 なし 除菌後、抗体価はすぐに低下しないため除菌後すぐは偽陽性(本当は陰性と判定)が出やすい。

Q&A

Q. ヘリコバクター・ピロリ感染診断法には迅速ウレアーゼ試験、 鏡検法、培養法、抗体測定、 尿素呼気試験、便中抗原測定があるが、学会や専門家が推奨している検査法はどれですか?

総合的に尿素呼気試験や便中抗原測定が最も信頼度が高いといわれています。ただし、小児や感染直後は偽陰性になりやすいなど、万全な検査方法はありません。(出典:日本消化器病学会HP、「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に対する除菌治療に関するQ&A」より)

Q. 陽性判定でしたが、胃炎・胃潰瘍などの症状がありません。この場合の除菌治療はどうすればいいですか?

まずは医療機関に相談されることをおすすめします。ピロリ菌に感染している場合、慢性活動性胃炎を起こしていると言われています(日本消化器病学会HPより)。症状がなくても、ピロリ菌陽性であれば慢性胃炎が生じていると考え、除菌治療の適応となります (日本消化器病学会HPより)。

Q. ピロリ菌は口移しで感染しますか?

ピロリ菌の感染経路はよく分かっていませんが、経口感染が考えられています。具体的には、ピロリ菌に感染しているひとだ液を介してピロリ菌に感染するのではないかと考えられています。免疫力が不十分な幼小児が感染し、成人してからの感染リスクは低いのではないかと言われています。